平和祈念礼拝

2022年3月2日

礼拝

中学校

チャペルで「平和祈念礼拝」を行いました

九州研修旅行のために生徒たちが一生懸命に準備した「千羽鶴」「平和宣言」「奏楽」および「しおりの表紙」を生かしての「平和祈念礼拝」をチャペルにて行いました。
聖書は「イザヤ書」と「マタイによる福音書」から、世の中から争いをなくして平和を実現しようという箇所を朗読しました。また、讃美歌も同様に「幾千万の母たちの」と「こころの緒琴に」を賛美して戦争がなくなると平和が得られる、平和とは神様が与えてくれるとても貴重なものだという歌詞に心を合わせました。
奨励では木村智次牧師から、世の中には長崎に投下された原爆でお亡くなりになられた7万4千人の方々のように理不尽な形で命が奪われる場合もあるが、生きている者はそういった人の分まで生きてその人の命に報いる義務があるという熱いメッセージをいただき、一同が気持ちを一つにしてお祈りをしました。

平和宣言1

1945年8月9日午前11時02分、一発の原子爆弾が長崎の街に投下されました。

長崎の街は想像を絶する熱線と爆風に襲われました。24万人の市民のうち7万4千人が亡くなりました。遺族の方々、被害に遭われた方々はあの日を一日たりとも忘れることはできず、私たちも悲惨な歴史を忘れてはいけません。そして二度と繰り返してはいけません。私は総合の授業で原子爆弾の映像を見て凄まじい威力に恐怖を感じました。またその時私は、核兵器は存在してはいけない。少しでも早く世界から核兵器をなくさなければならないと思いました。77年経った今、私たちに必要なこと大切なことは、その記憶と事実を語り継いでいくことです。高齢化が進んできており経験をした人が少なくなってきているので若い世代の私たちが歴史や世界の現状をしっかりと知り、平和とは何かを学ぶことが核兵器のない平和な世界への一歩につながると思います。私たちが平和で暮らしていても世界では争いが絶えないというのが現状です。私たちの未来の平和のために、私たちは今何ができるのか。私が考えるのは一日たりとも昔の出来事を忘れずに平和であることの大切さや、幸せを忘れずに暮らしていくことだと思います。また自分たちにとっての幸せとは何かを考え続けることも大切だと思います。

今までたくさんの悲惨な出来事やニュースを見たり、聞いたりしてきました。この平和宣言で話してきた出来事はもちろん、日常の中で悲惨なニュースや事件、争いなどがあり、まだ平和な世の中であるとは言いきれません。また、今ウクライナではロシア侵攻によって当たり前だった日常が一瞬で当たり前ではなくなり苦しんでいる方々がたくさんいます。

いさかいや戦争は、当たり前だった日常を一瞬で奪い、悲しみや憎しみしか生みません。争いや戦争を少しでもなくすために、私たちができること、小さなことからでも構わないので社会貢献などできることから取り組んでいくことをここに誓います。

平和宣言2

戦争や原子爆弾について描かれている映画「太陽の子」と言う作品を知っていますか?この映画は長崎が舞台となっていて、長崎出身の福山雅治さんが主題歌を歌っています。また自身の両親・祖父母が1945年8月9日の長崎を生きていたという福山さんは、「僕にとって遠い過去の話ではなく、自分ごととして、そして今に続く”平和な世界への願い”という人類の未来に向けてのメッセージを受け取った映画でした。」と話していたそうです。福山さんは自分が体験したわけではありませんが、被爆者の目線で歌を書いています。私達も原爆を経験していませんが、戦争を体験していないからこそ、原爆について知る必要があると私は思います。

桜美林では平和学習をすることが多いですが、被害者や被爆地についての説明を求められたときに何人の人が答えることができるでしょうか。また広島・長崎の原爆投下の日を正しく答えることができる国民は100%でしょうか。

「詳しく原爆について知る必要はない」と思っている人もいると思います。しかし、これは”ただ原爆が投下されてしまった”と簡単に言えることではないのです。今も世界では沢山の戦争や紛争が起こり、現在もまだ途絶えることがなく、世界にはまだ核兵器を所持している国があるのです。また家族を亡くし自分だけが生き残ってしまったという心の苦しみ、核兵器の恐ろしさに怯えながら生き続ける苦しみを被爆者は一日たりとも忘れることが出来ないということを知り、二度と同じことが起こらないよう私達はこの事実を伝え、語り継がなくてはならないと思います。

被爆地に生まれ育った人だけでなく私達が積極的に何か出来ないか話し合ったり、活動していくことが大事だと思います。

ここで3つのことを目標に活動していくことを誓います。
一. 核兵器の恐ろしさと平和の素晴らしさを忘れないこと
二. 積極的に原爆について知ろうとすること
三. 今の暮らしを当たり前だと思わないこと

この長崎から世界中の人々が人間らしく暮らせる明るい未来を作り出すために以上のことを心に刻み、平和に向けて全力を尽くし続けることをここに宣言します。

「千羽鶴」は中学校舎一階に「長崎市内レポート」とともに展示されています。